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肌理(キメ)。よく使うけど肌のキメってなんだ。

先日のNMNの記事を書いていて肌のキメが細かくなったと自分で書いていてキメってカタカナで書かれることがあるけどそもそも何だ?と気になったので調べてみました。タイトルにも書きましたが漢字では肌理と書くことがわかりましたが、そしたら肌の肌理とかいたら2重に肌といっていることにも気づいてしまいました。

肌理が細かくなった気がするNMNについての記事(日本サンテのNMNサプリを摂り始めたら全身の肌触りがとても良くなった話。)はこちら。

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肌理の意味

さて、辞書を引いてみると、肌理にはひいらぎやが上記の記事でも使った肌の綺麗さの指標としてつかっているような肌の状態のことの他にも意味があります。

一つは、「肌理細やかな対応」といったような、何かをするときの「心配り」という意味です。これはよく使いますね。

そしてもう一つは、木材などの材質の表面の木目などについても肌理というそうです。語源を調べてみるともともとは、物質の表面の状態を表す言葉から肌の状態を示す意味を持っていったようです。

そして、この材質の表面の状態を示す場合には肌理を「きめ」と読むのではなく「きり」と読むケースがあるようです。ケースがあると書いたのは、「きめ」にも材質の表面の状態をしめす場合があるからです。

要するに「きめ」と「きり」の使い分けは以下のようになります。

きめ・肌の状態のこと
・材質の表面の状態のこと
きり・肌の表面の状態のこと

「きめ」というと肌と材質の状態のこと両方を含みますが、「きり」と読むと材質の表面の状態に限定されるようです。という意味では「肌の肌理」という表現をすると「肌」が二重になりますが、一般的に「肌」を単独で使うと人間の皮膚をイメージすると思いますので、材質の表面ではなく皮膚の肌理ということで、「きめ」の意味のうち材質の表面ではなくて人間の肌の状態をしめすと限定する意味があるので、「肌の肌理」という表現には意味がありそうです。

もっとも「肌」は「岩肌」など材質の表面の状態を示す意味もあるので、限定しきっていないということはあるのですが、常用する場合には先ほど書いたように、「肌」は人の皮膚をイメージさせるので十分だと思います。

もともと、表面模様や質感などのパターンを示すというのが肌理ですので文字はそのままですね。物体の表面という意味の「肌」と「理」には「すじ」という意味がありますので、それを合わせて肌理です。

英語にすると肌理はtexture(テクスチャ)です。パワポなんかで図形の模様をつけるときに出てくる言葉だったりしますが、調べてみるとtextureにも同じように肌の肌理という意味と、物質の表面の模様等意味があります。英語と日本語一緒なのですね。

肌のキメとは?

言葉の使い方としての肌理についてはなんとなくわかったのですが、ではそもそも肌の肌理って何でしょうか?

肌のアップの画面を見たことがあるとおもうのですが(それこそ「肌理」でググればたくさん出てきますね)、肌にはたくさんの溝が走っていてその溝とその溝で覆われた部分で構成されています。

この溝のことを皮溝(ひこう)といい、深い溝と浅い溝があります。四方八方に伸びるこの溝に囲まれた部分が皮丘(ひきゅう)、そのうち深い皮溝に囲まれた部分が皮野(ひや)です。皮野はいくつかの皮丘がまとまったものですね。

これらを全部合わせて肌理(きめ)と呼びます。肌理が細かいといいますが、この肌理のサイズ自体は生まれつきで変わらないようです。また、浅い溝で囲まれた皮丘の形は体の部位によって形が違います。顔は三角形に近くなるようです。肌が成長して拡がっていく方向は各部位によって違いますが、それによって皮丘の形がかわるのですね。

肌理が細かいというのは?

肌理は先ほど書いたとおり生まれつきのものなので細かくなることはないようです。

ただ、肌が荒れてくると皮溝が消えてしまうことがあるそうです。この場合は盛大に肌理が粗くなったと言うことになりますね。また、乾燥すると表面がささくれ立ってきたり、一方向に突っ張ってきたりすることがあるようです。細かいとは違いますが、整っていない状態にはなるのですね。

もう一つは、NMNの記事でも書きましたが、毛穴も肌の美しさに関わってきます。皮溝と皮溝が交わるところに毛穴がある(すべてではない)ようですが…、というかおそらく毛穴があるからそこに皮溝と皮溝が交わる気がしますが、この毛穴が開いてくると汚れが詰まって肌がくすんで見えたり乾燥しやすくなったりしそうです。大きな穴が空いていれば当然手触りも悪くなりますね。

ということで、肌理が細かいと言うよりも健康な肌は肌理が整った肌というのが正しそうです。

まとめ

さて、キメという漢字と意味を調べたところから、肌の肌理がどういうものかをしらべてしまいました。肌理はキメ・キリと読み物体の表面の模様から来ている言葉で、それが状態までの広い意味をもったようです。そしてキメとキリですこし意味が違うことは知りませんでした。面白いですね。

そして、肌の肌理はそもそも細かくなったり粗くなったりということは物理的になさそうということも知りませんでした。

実は調べている過程で、皮溝の深さで健康度合いがわかるようなことを見つけたので調べてみたのですが、深い方が良いと書いてある資料と、適度な深さが良いとしている資料の両方がありました。おそらく肌理が消失するよりももちろん存在した方が健康的ということで前者の記述があったのだと思いますが、後者はそりゃちょうど良いのが言いに決まっているだろうと言うことでそこで調べるのをやめました。

そんなこんなでいろいろな論文まで目を通したのですが、肌理と肌の健康度合いや、若々しく見える関係性だったり、そもそも肌理を定量的に評価する手法なども研究されており、知らない世界はたくさんあるなぁと思ったのでした。

さて、今日はこの辺で…。

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