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誰かと一緒にお話しするという時間を持てることに感謝する。相手は人生の時間を私のために割いて、僕らの困難を打開するためのヒントをくれるんだ。

先日、大学院のころの先輩と1対1でお話しする機会がありました。新型コロナウイルス感染症のせいもあり、テレコンをすることはあれど実際にお会いする機会がほぼ無くなっている状況では、実はみんなが一緒にいる場でのプライベートコミュニケーションがとてもしにくくなっています。前もって決まっている合理的な目的のみのために時間を使っていて、それ以外の余白がない分、軽い近況報告が出来なくなっています。そういったなかでこそ、これまででもそうだった相手が自分とお話しをしてくれるために取ってくれる時間のありがたさに気づきました。

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コロナ中でのコミュニケーションの取りにくさ

コロナの中でのコミュニケーションの取りにくさというのはもう言うまでもないと思います。冒頭でも書いたのですが、一緒にいる時間の「余白」というのがなくなってきているのです。

この余白といっているのは、会議に集まって会議の開始時間前に少しあるやりとりとか、どこかで会議をしたのであれば駅まで歩く間にお話しするときのたあいのないお話しをする時間があるかどうかです。

会議のアジェンダにのっている項目は決めるべき内容であり、それについて最短時間で合理的に決定するのは非常に大事なのですが、それ以外の時間がないことが最良ではないだろうというのはもうみんなわかってしまいましたね。

一方、一つ一つの会議はある程度短くなってさらに移動時間などが無くなったので会議の実施のハードルは激しく下がりました。

これ自体はよいことなのですが、この結果、会議を気軽に設定しすぎるという状態が生まれました。ある会議が終わったら次の会議にすぐに突入と言うことが多すぎて、会議の準備する時間を移動中に取っていた人もそうですが、そうでなくても隙間時間が無くなってしまって本当に丸一日会議という状況が生まれやすくなってしまいました。

一つ一つの会議の時間は短くなったけれど、会議の回数が増え結局会議に使っている時間が余り変わらないどころか増えたという状況ですね…。会議のハードルが下がってしまったので「とりあえずお前も出とけ」という日本的な会議がやりやすくなってしまっています。

そんな中で近況を含めての情報交換は仕事においてもとても大事

さて、前置き長い状態ですが、こういった中で何度かあったのが、たまに直接お話しをして、お仕事の愚痴など(笑)を話しているとそういった会話の中で解決法が出てくることがやまほどあるんですよね。

そういった中には、宴会の事もあるのですが、やりやすいのは本当に身内の打ち合わせですね。自然と会話が発散します。でも身内の打ち合わせよりも大事なのはやっぱり普段合っていない人や上司と話をすると新しい展開がみえてくるのです。

そういった状況をどう作れるか。これ本当にコロナの時代では難しいです。

これを感じたのはお仕事でも関係がある大学院の先輩と話をしたときでした。一通り仕事の調整が終わった後、ところで、最近あいつどうしているんだろうとか、そういう話が出てきました。そして、そういった人たちの現状がわかったり、そして、どこも人手不足の今、あいつ暇しているみたいだよとかいう情報が入ってきたのです。これってすごく大事な情報でそういう人をチームに引き込めると一発で厳しい(笑)現状が変わったりします。

そんな中でそもそもコロナ禍ではなくとも情報交換の大切さを再認識する

さて、こんな中でプライベートや「半」プライベートとも言えるお仕事の合間の会話が実はお仕事を円滑に進めるための大事な要素だったのだなと言うのはみんなが気づいていることだと思います。

昔社長が現場との情報交換だ!といって飲み会とかを企画することがあったりしましたがあの考えは今となっては理解できます。とはいえ、やり方がうまくないとしゃべれる物もしゃべれなくなって情報交換どころではないのでやり方次第ではあります。

そして、こういったコミュニケーションの中で、こうやってひいらぎやとお話しする時間を取ってくれる人は、ひいらぎやのお仕事(だけでなくてプライベートもですけど)を助けてくれる人なんだと実感したのでした。

もちろん、一通りお話ししてみてあんまり意味が無かったなと言うこともあるでしょう。でも話してみないとわからないですし、拾えるか拾えないかは自分自身なのですよね。何かを探してればきっと解決さくの端っこが見えたらそれをつかめます。このような話は過去に「audiobook.jpで聴いた本。25冊目。「頭が良いから」といった変な言葉で片付けない。しっかり理由を考えて勉強が出来るようにして行くには。【同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?「自分の頭で考える子」に変わる10のマジックワード】石田勝紀著」や「audiobook.jpで聴いた本。44冊目。リーダーはビジョンを語り、それに沿って現場をのびのびと動かす。【最高のリーダーは何もしない 内向型人間が最強のチームを作る!】藤沢久美 著」にもありました。

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Business team with boss in front of camera

でもいってみたら「ただ楽しくお話しをしているだけ」の仲間はとても大事です。かれらは僕自身とお話しをしたり飲んだりする時間を自分の人生の中から捻出して、彼らが感じていること、勉強したことを要約して教えてくれています。

こういった時間をもらえることに感謝してそして彼らからの情報にうまくアンテナを立てられるときっとよりうまく仕事を回せると思ったのです。

ということで、でもやはり、コロナ禍でどのようにこのような時間を取るかですが、これはチームによっても違いますね。どうやってこのような時間をつくっていくかはひいらぎやも考えていきたいと思います。

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