豚肉牛肉

レストラン林檎とわかば。片町から十三間町に移動してさらに雰囲気が素敵になったお箸で食べれるお気軽フレンチ。お気軽といっても、気軽に入れるだけで料理はとっても素晴らしい。

とても久しぶりに「レストラン林檎とわかば」に行ってきました。前は片町の一本裏通りにお店があったのですが、1年ほど前に繁華街から離れて静かな場所の古民家を改装して営業を開始されました。こちらは中庭もあってとても雰囲気が素敵です。もちろん御料理のお味も最高。女将が骨董店で見つけてきたという食器も趣があって素敵です。

お店はちょっと奥まったところに

昔は片町のスクランブル交差点から少し歩いたところにあったのですが、今は犀川大橋から上流に橋一つ分上がったあたりにあります。ひさしぶりに伺ったのですがこの日は雪。意外とひどいことになっていました。タクシーの運転手さんには感謝するばかり。

というわけでお店に着くとなんというかいろんな角度から雪が降っています。明るいですが少し早めの時間からスタートしたのでした。昔はたばこ屋さんだった場所だkとか?このガラス張りのケースはそのころのものだそうです。

林檎と若葉入り口

お店にはいって、さすがコロナウイルス感染症が拡るころにデザインされたお店なので、入り口脇に手洗いがあります。この時期とてもうれしいですね。そして奥に進むとカウンターとテーブルの向こうに中庭が。先ほどは大変だと思った雪が、屋根があるところに入ってしまえば素敵と思えます(笑)

中庭を望む

景色を楽しむ分には雪の量はちょうど良いかもしれませんね。とはいえたくさん降ってくるのが心配ではありました。もう少し暗くなると良さそうです。

中庭

御料理に突入

実はアラカルトでお願いしてあったのですが、結局お店について選ぶのが面倒になり(笑)、シェフにお願いしてお任せコースにしてもらいました。でもあんまりがっつりしたのではなくて気軽な感じでと。ひいらぎやは夜はあまり食べないのです。

しかし、ここはシェフはシェフと呼びますが、女将は女将です。シェフと女将。なんだか不思議ですね(笑

ということでまずはスパークリングワインでスタートします。スペインのSegra Viudas Brut Reservaのハーフボトル。食欲が刺激されますね!あんまり食べないけど…。

最初にでてきたのがこちら。鶏肉と砂肝のバロティーヌ パルメザンチーズのソース。バロティーヌは鶏肉や豚肉に詰め物をして蒸した料理とのことです。これは鶏肉に砂肝が詰まっていて鶏肉万歳!という感じ。そして上にのっている海苔みたいなのは(笑)がっつりトリュフです。濃厚すぎて最初からびっくりです。

鶏肉と砂肝のバロティーヌ

カトラリーももちろん用意されていますが、このお店は入った瞬間にお箸がおいてあるのがよいです。一気に気楽になります。そしてこのバロティーヌも箸で切り分けられるほど柔らかくって、それもすてき。

お箸とバロティーヌ

次に出てきたのがこちら。豚肉のリエットと金柑のキャビアのせです。派手に乗っている紙っぺらみたいなのは、小麦粉を焼いたやつっていってました。そのまんまですか(笑)

金柑の上にのっているエディブルフラワー(食用花)は何か聞いて見たら「忘れた」と(笑)。なんとも豪快です。いやシェフは豪快というキャラではないですけど。

ちなみに3人分です。

豚肉のリエットと金柑のキャビアのせ

取り皿がこちら。女将が骨董品屋で見つけてきたという物です。ひいらぎやは食器のことはわかりませんがなとも素敵な雰囲気な気がします。

取り皿

こんな素敵な料理をこんな素敵な取り皿に取る時ってどうすればいいの!と叫びたくなりますが、なんとなく形になったのではないでしょうか。

リエットと金柑を取り分けました。

そしてマリネサーモンのサラダ。このあたりは外れるわけがありません。チーズが一杯でこれも素敵です。加賀野菜の丸葉春菊など地物が使われているのも素敵です。

このあたりから白ワイン(グラス)に移行。

生ハムとマリネサーモンのサラダ

そしてやはりこの料理も取り分けるのにはセンスが必要そうです。残念ながらひいらぎやにそのようなセンスはありません…。

サラダも取り分けました。

そしてバケットとバター。がっつりとお食事の様相(笑)

そんなに食べられるかなぁと言う心配が…。

オマール海老のビスク。ビスクは甲殻類を使ったスープのことだそう。とっても濃厚でクリーミーで素敵です。スープだけどつまみです。ワインがどんどん入っていく…。

オマール海老のビスク

ふと外を見ると大分火が落ちてきて雰囲気がどんどん良くなっていきます。ライトアップも綺麗です。デートに最高ですね!

中庭

こちらは富山県は氷見の目鯛 春キャベツ・菜の花のソースです。白身魚ですがうまみがぎゅっと詰まっている感じでとても良いです。そして春の香りがすっと漂ってきます。

大きなお皿の使い方がさすがです。箸をつけていいのかと一瞬悩みますね。

目鯛

近づいてみるとこんな感じです。豆がさやを割かれて飾られています。細かい。

目鯛アップ

前のお店からそうですが完全なオープンカウンターで、カウンターに座るとシェフの料理風景が全部見えます。これを見ているだけで楽しいので、ひいらぎやは前のお店の頃はよく一人で来たりもしていました。一人でもふらりと入れるフレンチって素敵ですよね。

厨房

そしてメインディッシュです。能登豚、黒毛和牛のロースト、ふきのとうのキッシュです。手前のはアピオスというお芋。真ん中のは黒いですが人参でした。なんともおしゃれな…。当然ですがそれぞれ味は折り紙付きです。

メインディッシュ

ちょっとかっこつけて角度をつけてしまったので、ちゃんと上から。別皿で西洋わさびをいただいて、お肉につけてたべます。いやこれ本当においしい。

メインディッシュ(上から)

そしてデザートと言われたので甘い物が苦手なのでチーズを頂きました。これもお皿がまたかわいい…。

チーズ

実はお肉のあたりから赤ワインに移行しています。古樹のワインでとてもおいしかったのですが、エチケットの写真を撮り忘れてしまいました。リトライせねば。

そして、なぜか連れの一人がまだ食べられるからといって注文した牛頬です。マッシュドポテトと一緒に…。これも激うまでしたがなにせ量が…。

牛頬

そして雪もひどかったので早めの帰路に。今回はたくさん食べましたが、ひいらぎやはいつも1〜2品頼んでワインをちびちびやっていると言うパターンが多いです。居酒屋メニュー的なものもあるので気軽に入れるのがいいですやはり。

入るときに取り忘れたのですが、こちらが看板です。銅板でつくられた看板はとても素敵です。あ、雪やんでる。

林檎とわかば看板

次もゆっくりと料理を楽しみに期待ものです。量はほどほどに…。

店舗情報

店舗名レストラン 林檎とわかば
住所石川県金沢市十三間町120
電話番号0120-897-396
営業時間18:00〜24:00
定休日月曜日
豚肉牛肉
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