友人に予約していた人が来れなくなって予約の席があいちゃったんだけど急遽来ない?と誘われて初めてのマキノンチにお邪魔しました。初めてといっても移転の前、片町にあったころには行ったことがあるのですが、坂の上町に移転してからは初めて。結果とっても素晴らしいひとときを過ごせました。
お店までは…
片町にあったときには中心部から少し離れていたとはいえ余裕で歩ける場所でした。ですが、今回は坂の上町。ここはバスでこれないことはないのですが、なかなか行きにくいと思います。自家用車かタクシーで移動することになると思います。
「坂の上町」と言うくらいで少し小高いところに位置しています。今回少し早めについたので少し歩いてみました。夕焼けが本当に綺麗です。
そしてこちらが民家を改装してつくられたお店。これここだとわかっていないとスルーしてしまいますね。とても雰囲気のある作りです。
一歩入ってみるとお店のロゴが輝いています。
そして一度待合室に通されてメンバーがそろえば中に通していただきます。メインのテーブルはこんな感じのコの字型。厨房とカウンターがつながっていて直接サーブできるようになっています。
席に付くとナプキンと封筒が置いてありました。
カトラリーも素敵です。お箸がいっしょにおいてあるのがうれしいですね。
奥側の席から厨房を見るとこんな感じです。テーブルが一段下がっているのです。
天井を見ると針がそのまま見えています。これも素敵です。
メニューと御料理
さて、先ほどの封筒にはこのような紙が入っています。これがメニューです。文字が書いていない!唯一の文字は日付と黒塗りしたところは予約してくれた方のお名前が入っています。
最初は前菜の盛り合わせ。こちらはカヌレです。形は一緒ですね。乗っているのはアオリイカと蕗のとうです。春!
そしてマカロンです。これもメニューと形が一緒。黒いのは竹墨だそうです。挟んであるのはフォアグラ。前菜からリッチな気分になります。
こちらは七ツ島の岩のりの上に白エビとウニがのせてあります。黒い四角は海苔だったのですね。
2名ずつ分こんな感じで出てきました。これをそれぞれのお皿に取り分けていただきます。
最初は泡で始めています。オレンジ色のジュレも出てきました。メニューからすると…。
こちらはやっぱり人参でした。人参のムースの上にコンソメのジュレが載っています。
それぞれなかなか味の予想が付きにくい物ですが、それぞれとてもおいしかったです。
カウンターの中では御料理を作って下さっています。御料理が出来ていく過程をみているのも楽しいです。
こちらは蟹のラビオリです。百合根と蟹味噌のソースがかかっています。蟹ももう終わりですが百合根とあうものかとびっくりしました。
こちらは…。キャビアが2色?ということなのですが、その通りでした。中国・浙江省の千島湖(せんとうこ)のキャビアとゴールデンキャビアです。ゴールデンキャビアはアルビノのサメの卵とのこと貴重すぎる!
このキャビアがのっているのはミンククジラのタルタル。いやもう本当に味の想像が付かなかったのですが、それぞれねっとりとした食感ですがもちろん味がちがっていて楽しいです。
そのタルタルの向こうに紙袋が出てきました。
開けてみると…。
自家製のポテチが出てきました。キャビアと鯨のタルタルとポテチ??
ということで、キャビアとタルタルをポテチの上にのせて食べます。新しい食感が加わってとってもおいしゅうございました。いやこれすごすぎです…。
そしてお野菜が出てきました。
と思ったら箱が…。
箱からは固そうなパンのようなものが…。それをハンマーで殴っています。確かにメニューにはハンマーの絵が…。
割れるとこそからは何かがでてきました。これは塩竃焼ですね。ですが普通のお塩と音が違いそうだなーと思って聞いて見ると、塩だけではなくておからが混ぜてあるそうです。味と言うよりも、忠捨てられてしまうおからを活用できないかと塩竃につかったとのこと。SDGsですね。
なんでしょうか。
蓮根まるごとです!まるごと…(笑)
そして蓮根を切るのに出てきたのが…、刀(笑)。いやなぜ刀が…。
この刀で蓮根を切って下さいました。
蓮根の上にはトリュフと生ハムが載せられて出てきました。先ほどの野菜はオーガニックさらだとのこと。蓮根は歯ごたえが素晴らしく、生ハムの風味ともバッチリでした。野菜も当然おいしい!
そして今度はなんだかオレンジ色をした物が焼き始められました。メニューにあったのは七輪焼ということだったのですね。これは、ミカンを練り込んだお餅だそう。
焼けるのを待っている間にこんなお皿が。乗っているのは山でとってきたクレソンとのこと。なんとも素敵な響き。山でとってきたとな。
そしてここにミカンのお餅とその上に自家製のからすみ。いやもうどんな味なんだという…。ミカンのほんのりの甘みとからすみの塩味が絶妙でした。
一皿写真を撮り忘れたようです。太刀魚とフランスのホワイトアスパラ、フランボワーズソースとハーブがけの写真が…。次回がんばって撮ってくるようにします。いや同じメニューに会えないかな…。これが太刀の絵ですね。
そしてこちらは丸い揚げ物ですが、ふぐの白子です。
ふぐの白子断面。ふっくらとあげてあってとっても素敵でした。甘い!
次時出てきたのはジビエ。左側が北海道産のエルグピジョン、右側が、能登115椎茸に能登牡蠣と鳩のささみがのっています。鳩ですね。臭みはなくおいしくいただけました。
そしてホタルイカがでてきました。まだ光っています。
ホタルイカが御料理されている間にスープです。鳩のコンソメスープ。
そして炊き込みご飯です。ホタルイカの上にのっているのはチベットのアミガサダケとのこと。
シェフがポーズをしてくれたので(笑
ホタルイカ様が出てきました。当然おいしいです。おいしくないわけがないです。
お箸をよく見ると店名がしっかかり焼き入れしてありました。このお箸はいただいて帰れます。
そしてデザートです。かがぼうちゃスタウトのシャーベットです。
ミカンのしたにシャーベットが。
そしてそのシャーベットのお皿の下には棒茶が。香りがすてきです。
デザートがまだ続きます。これは沖オリーブ入りのカステラです。
先ほどのカステラの上に山羊の(!)生クリームがのった物と沖オリーブのアイスクリームです。これだけで幸せそうですが…。
箱が目の前に出てきました。PREMIUM KOTOKA 古都華とあります。イチゴのようですが…。
開けてみると、すごいサイズのイチゴらしき物が…。
緩衝材をどかすといかにも高級そうなイチゴ…。
手に取ると滅茶苦茶大きいです。これをどうするかというと…
先ほどのカステラの上にのせて下さいと…。イチゴが大きすぎてしたのカステラがみえません。
古都華は奈良のオリジナルブランド苺とのこと。当然本当においしいです。
そして最後に松の実のチョコレートです。
五葉松を見ながら…。
最後にお茶をいただいておしまいです。
最後のお茶菓子もとっても上品でおいしかったです。
見ていただいた通り、すごい数のお皿が出てきましたがぺろりです。とっても手がかけられているのがわかりますし、演出がセット出とても素晴らしいです。御料理の味はもちろん折り紙付きですが、エンターテイメントとしても本当に楽しい食事でした。
また来たくなるお店ですね。
店舗詳細
店舗名 | フランス料理 MAKINONCÎ(マキノンチ) |
住所 | 石川県金沢市山の上町25-18 |
電話番号 | 050-3503-3318 |
営業時間 | ランチ: 日曜日、月曜日、火曜日 11:30〜 ディナー: 月曜日、木曜日、金曜日、土曜日 17:30〜 |
定休日 | 水曜日 |
Webページ | https://www.french-makino.jp/ |