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とりあえず言われたことには「ハイ」と言ってみる?まずは心のなかで「ハイ」と言ってみて、相手の立場と自分の立場で考えてみる。

このエントリはひいらぎや自身へ言い聞かせるためのものです。ちょっと頭の整理に。研究の過程で(研究での主張には)人から言われたことには眉唾(まゆつば)で望めと教育されてきたのですが、それが一般生活にも波及してしまって、どうもネガティブな方向から入る癖が付いているようです。その反応がそのまま出ると言った相手からすると気持ちよくないし、相手が気持ちよくないとこちらにも良い影響として返ってきません。ということでちょっとポジティブになるためにはどうしたら良いかを考えてみたというやつです。

OK!

世の中はふわふわした議論で一杯だ

まず、研究の中ではある前提があって、それに最適な解の数はそう多くありません。一つのこともありますし、いくつか制限をつけてこういう場合にはこの方法が他の方法よりも優れているといった形で整理をしたりします。研究者という立場では、その前提や制限が妥当であるか、そしてそれが妥当であったときに提案されている手法が適切であるかを考えるわけですね。

この過程で「疑う」ことが大事で、本当にそうなのかという視点で物事を疑ってみるということでひいらぎやは生きてきたわけです。さらにいうと、人の研究だけではなくて自分の研究でも、一般的にいわれていること、使われている方法が本当に最適なのか、もともとの前提は今の時代にあっているのかといったところを考えてみて研究の種を見つけたりします。

そういえば、この間聴いた「未来に先回りする思考法」では、今時の選挙の仕方というもの自体が、目的を考えると少なくとも若者には会っていないのではないかというお話しがありました。

audiobook.jpで聴いた本。20冊目。テクノロジの進化の本質を捉え、それを踏まえてどう未来につながる電車に乗るかを考える。【 未来に先回りする思考法】佐藤 航陽 著

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これが正しいかは置いておいて、まさにこういったことを考えていく訳です。古くから使われている、一人一票ずつを自ら立候補している代表者に、(多くの場合物)理的に投票所に出向いたうえで投じ、そして代表を決めて、母集団と比べるととても少数の代表者で、全体の意思を決める。

この選挙を行って代表者を決めるという仕組みは、すべての人が集まって議論することも、それを制御することも困難だった時代に考えられた仕組みであって、今時、ネットとスマホがあればもっと違う方法ができるんじゃない?というお話しです。

これは前提とする情勢と技術が異なってきたということですが、こういうところを見て研究をしていくわけです。

前置きが長くなりましたが、これはとりあえず「今現在」適切な手法を採用しているのかという疑問からスタートする物なのです。

前置きが長くなりました、さて、ところで、ふつーに生きている研究に関係ない世界だとどうでしょうか。誰かが誘ってくれたことが、論理だってこれが他と比べて最良の方法だなんて言えるでしょうか。

「ちょっととんかつ食べに行こうぜ」といわれたときに、今私の体調がどうで、血中の栄養素がなんとかだから、豚肉よりも魚が!とかそんなことをしていたら人生あっという間に終わります。時間もそうだけど餓死するかも。

そうです。普段生きている中では理由なんてどうでもいいというか、まぁ今後激しく科学が発展すると、人間の思考パターンも形式化されるのかもしれませんが、今はそんな技術は無いので、理由無く提案がなされることが普通です。

そんなところに疑いの目を向けていると、そもそも答えがないところに無駄なエネルギーを使うことになりますし、条件反射で「いや、それは…」とか「でも…」とかが口をついて出てしまうと、なんだよこいつせっかく誘ってやったのにさとなりかねません。

まぁ、そう思ってほしい相手もいるので(笑)使い方次第ではあります。あ、そのあたりはこの本に…。

audiobook.jpで聴いた本。9冊目。むしろこの方法を逆に使って話を終わらす技術が助かるかも。【超雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける】 五百田達成著

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ということで、一度腹の中に落としてから回答をするのです。

心の中でハイという

「ハイ」と口に出してしまうと全服従(笑)となってしまうので、これはダメです。ですが、とりあえず、心の中で「ハイ」といってみようと思います。

で、その次に、これを「ハイ」と言ったときの自分のメリットとデメリットを考えてみます。

さっきの「とんかつ食べに行こうぜ」的なやつはよほど自分が食べたくないか、お医者さんに停められているということでなければ、自分にデメリットはないので、相手が行きたいと言っているのだからこの時点で口にだして「ハイ」といえばいいですね。

で、次はデメリットがあったときです。これは考えないといけない。ただ、このときに自分にとってデメリットがあるということを判断している時点で自分の立場では考えていますが、相手はどうしてこんなことを言ってきたんだろうと考えるのです。

これ状況によっても複雑なので、一言では言えないですが、「あー、この人の立場ならそうなるよね」と思えて、しょうが無いな付き合ってやるかと思えるのであればその上で「ハイ」と口に出します。許容できなければ、「気持ちはわかるけどごめんね」です。

この「気持ちはわかるけど」というのが非常に大事だと思うのです。相手のことを思いやっての上でのNOであって、理由を説明できればそこそこ大丈夫な気がします。気がしますというのは世の中には想像の範疇を大幅に超える人がいるので(笑)

別のパターンだと、今はちょっとしたデメリットだけどこれを飲んでおくと将来的に自分のメリットになりそうというパターンもありそうです。こういう場合は今のデメリットと将来的なメリットの天秤ですね。

そして、もう一つ。自分にメリットがある場合です。単純に相手の好意からこちらのメリットを提示してくれた場合、そして相手にも同時にメリットがある場合は良いのですが、相手がデメリットを取っているケースです。

これも相手の立場に立って考えてみると単純に好意のケースもありますが、巧妙な(笑)悪巧みが見えたりするかもしれません、これを見破れるかどうかはそのケースによりますね…。

とりあえず言いたかったことは

書いているうちに何か難しい話になってしまったのですが、結局ひいらぎやが思ったのは、身近な人のお願いを別にいやじゃないけど、「いや」「でも」で反応してしまって、お互いにとって良くない関係性に向かっている野ではないかと言うことです。

とくに気の置けない相手なら、難しいことを考えずにまずは最初から口に出して「ハイ」と言ってしまって言い気がしています。

今日からこれに気をつけてみたいと思います。

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