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選挙でのSNSの使い方。自分の推しの良いところを褒めることでサポートするのは良い。けれど、競合の悪いところばかりを貶(けな)すのは結局推しを貶(おとし)めることにならないか。

ひいらぎやは、石川県金沢市に住んでいますが、今月は石川県知事選、金沢市長選、そして市議の補欠選挙とトリプル選挙となっています。知事、市長とも現職が退職するということで、明確にトップが変わるということになるので全国的にも注目されており、そして票が割れそうなのですが、こういうときの各陣営のSNSでの使い方を見ていると、「あの候補はこんなに悪い」という書き方をする人が何人もいて辟易したのです。

今回の選挙は政策的な差があまりない

今回の知事選、市長選ともそれぞれの政策討論会も見たのですが、それぞれの政策に明確に違う事というのはあまりなく、あってもその実現性が疑かったり、些細な点が多かったです。

となるとどうなるかというと人柄勝負になるわけです。あとはそれぞれの支持団体の差ですね。

で、どうなったというと、SNSでの各候補者本人、そしてその支援者によるいろんなキャンペーンが繰り広げられているのです。

自身が推す候補者がすごいのならそこをしっかりアピールしよう

これ自身に言い聞かせておきたいことです。

ひいらぎやはこの世の中で変えられる人は自分自身だけだとおもっています。今の個々人はその個々人が精一杯自身で判断をして変わってきた集大成です。楽な人生を送ってきている人なんて一人もいません、それぞれの立場に地獄はあります。外から裕福に見えても、イージーモードな人生に見えても、別の人生や立場と比較することは出来ませんし、それぞれの立場にいたらそれぞれのつらいことはあるのです。

ですので、そのような地獄を通り抜けて来た人のことを悪く言ってはいけません。いやこれ本当に自分自身でも出来ていないので自分自身に言い聞かせています。

ですので、各候補者の向き不向きでそれぞれのポストに向いている向いていないという議論は出来ますが、「あの人は出来ない人だ」や「あんな人に任せられるか」といったような表現はちょっとどうかと思うのです。

ですので、この候補者はこんなところがとてもすごいんですという表現をしてどっちが「ひどいか」ではなくてどっちが「すごいか」での勝負をしてもらいたいと思うのです。

明後日の方向での貶し方

そして、相手を悪く言うのはもってのほかなのですが、今回不思議なものいいだなとおもった表現がありました。

地元のリーダーになる人はその奥さんもこちらに住んでいて仲が良くなくてはいけない。だからXXX氏を!

という表現です。だれかがこういう表現は良くないですよと、記事を書いた女性に指摘をいれていたのですが、これは差別でも何でもありませんと主張していたのですが、なんとも不思議です。

まず、この人の中ではトップになる人は「男性である」という概念が先ずあるのでしょう。知事選、市長選の候補者にもちろん女性がいました。

そして、家族一丸になって選挙を戦っている候補者も何人もいます。そう比較して優れているというポイントではないところをアピールしているのです。

こういう人はもともとその人を見ていて「惚れている」んだろうなと思いますし、良いところを拾ってはいるのです。ただ表現でアウトです…。

主張する事があっていたとしても、表現の仕方を間違えるとたちまち台無しになるのですね…。

そしてこのような人たちが周りに付いている候補者本人て本当に大丈夫?とひいらぎやは考えてしまって、候補者本人を正しく評価することが出来なくなってしまいました。さてどうするか…。

後日談

さて、知事選、市長選ともに、自民党の古株の想定通りという形になりました。それはそれで、悪いことではなくて、その分の県民、市民票が集まったと言うことなので、民意が反映されたないようなので文句はありません。

なのですが、負けた人たちの支援者のSNSの書込がまたひどかったのです。

  • XXX陣営が選挙に勝ったからと言っていい気になっていてむかつく
  • (こう書くと誰の陣営の人かわかってしまいますが)市長としてあれだけ金沢市民に尽くしたのに投票しないなんてけしからん

いやもう本当に品性うたがわれるので、結果は受け入れて与えられた状況の中で最善を尽くすようにするのがいいですよね…。

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