空元気も元気。元気なふりでも心が軽くなる。

笑う門には福来たる。これだけですね。最近は少ないですが昔はよく人の相談に乗ったりすることが多かったです。

その時、恋愛のことでも仕事のことでもよく言っていたことがこれ「空元気も元気」。

因果律と逆だと思うこともやってみると効果がある

調べたら機動警察パトレイバーの後藤隊長の言葉だったのですね。学生の頃に読んだものが頭に残っていたのでしょう。心が元気だと表情や仕草にもそれがあらわれて元気になりますが、その逆で、心が沈んでいるときに表情や仕草を元気であるときと同じようにすることで心が軽くなると言うことです。本来の因果とは逆ですよね。心から身体というパスを逆に、身体から心といいうパスに逆流させることで、心の状態を変えてしまうということです。

普段の表情や仕草で性格を変える

空元気は元気だけですが、それ以外にもいろいろとあります。辛気くさい表情をしているひとはやはり性格も辛気くさいですし、頑固そうな人はやはり頭が固かったりします。自分で自分を変えたいと思う人は多いかも知れません。でもそんなのどうやっていいのかはわからないです。考え方なんてそうそう変わらない。でも自分を変えられるのは自分だけです。

以前、いつも険しい顔をしている女の子に「口角だけあげてみたら」と話してみたことがあります。その子はすごくてしっかりそれを実践していたようなのですが、心がやはり軽くなると同時に、周りの対応が変わったとのことでした。上司に最近うれしそうだけど良いことがあったのか?と聞かれたということでしたが、口角を上げれば当然そう見えます。自分だけで無く周りを巻き込んでいるというのがここでのポイントです。

デメリットは?

では、いいことばっかりでしょうか。何事もやり過ぎは及ばざるがごとしです。心の状態と大きく違う表情をすると疲れてしまいます。

体と心がずれすぎると精神的に不安定になることもあるようですので、疲れたときは一気に吐き出す事も大事ですし、少しだけ笑顔を作ってみるというくらいがいいかもしれません。

自分が変われば周りが変わる。

前述しましたが、自分を変えられるのは自分だけです。今いるポジションに不満があって、職場をこう変えたい!と思ってもなかなか精神論の部分で変化を求めるのは難しいです。こうしろといっても頭ごなしに命令したってそれは通らない。そこで自身を変えることで周りを変える方法があります。自分が笑顔でいれば、周りもつられて笑顔になる。自分が笑顔であれば、みんなの接し方が変わる。自分の笑顔が伝染してみんなが笑顔になれば、それぞれに対する接し方が変わり、組織全体が変わる。このような「伝染」は確実に起こります。

現状に少し不満がある方は自分を変えてみる努力をしてみるのはいかがでしょうか。自身は理想に近づき、そして組織も良い方に変わっていくかも知れません。

(本記事は2018年9月15日 10:18 PMに公開したものに加筆・修正したものです)

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