議論を進める際には、議論の途中で合意を取ることを繰り返し、その都度ワーキングメモリをクリアする。

先日、会議で立て続けに不思議なことに出会ったので愚痴にならない程度に書いてみたいと思います。それは、ある課題とそれに対する対策を決めるときに、定義された課題についての対策についての意見を述べたときに、「いや、でも、それはこれには対応出来ない」と言われたのですが、完全に後出しで、いやそんな前提なかったんだから、あとから言われても…という状況です。

前提が変われば結論は変わる

当然ですが、何かの議論をするときに、提供される前提が変われば当然話の流れも結果も変わります。ですので、会議などで議題を提示する人はできるだけ前提はまとめておいてほしいとは思うのですが、なかなか難しいものですよね。

今回ひいらぎやが「なんでやねん」となってしまったのは、提示された情報を元に意見を述べたところ、その本人に否定された上で、なぜならこうだからという理由がいちいち初出でそれが5回くらい繰り返されたからでした…。ほんとなんでやねん。

ということで解消するには

さて、こういう議論はもともと前提が整理されていないので、議論自体が無駄になります。ほかにも余りうれしい効果は見当たらないのでどのようにしたらこうならないかを考えてみます。

よく考えると、こういった話はただの雑談では良くあることですよね。ひいらぎやが女子会に潜り込んだときは、話題の落ちがつかないうちに、連想した話題に飛んでいくと言うことをどんどんくりかえしていて、

「え、これさっきのお話しってもう忘れていいの???」

という状態になりワーキングメモリがあっという間にあふれたことを思い出したのでした。結局そもそもワーキングメモリなんて使わなくてすら良かったことがわかったのですが…。

ちなみにワーキングメモリというのは一時的に記憶をためておくところで、後でやらないといけないと思って覚えておかなければいけないことがあるといろいろと過ごしにくいよねというお話しです。ざっくりですけど。

さて、議論の上で大切なのは一つ一つ順を追って前提を確認し、それにそって意見をだしあっていくことです。課題を提示する方も、そして意見を求められた方もできるだけ、原因と結果、そして関連性を整理し、一つずつ合意を取りながら進めることが大事です。

こうすることで、前提が崩れたり忘れていた内容があっても、合意が取れたところまで戻り、その結果に議論の変化が影響するのかを一つずつ確認することが出来ます。

そしてこれによって、合意を取る以前の内容についてはひとまず忘れて良い、すなわちワーキングメモリから削除できるので、頭の中も整理できます。

とはいえ結局

課題を提示するひとはある程度、議論の方向性を考えてくることが大事です。自分はこう思うんだけれど、ということがまとまっており、それをたたき台として提示できれば、前提の共有はある程度自然に出来るでしょう。

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