金沢では毎年フードピア金沢というイベントが行われています。
「石川の冬を代表する「食の祭典」。食材の豊富な冬に、石川の食(FOOD)文化とそれを育てた風土(フード)を満喫できるイベントです。」(フードピア金沢ホームページより抜粋)
ということで、食にかかわるいろいろなイベントが金沢のいたる所で開催されます。
雪見の宴
その中の「雪見のうたげ」は金沢に3つある茶屋街のそれぞれの芸妓さんの演技演奏をみながら食事ができ、また芸妓さんともお話ができたりするイベントです。
ひいらぎやは今回急遽とりあえずチケットを4枚取ったんだけど来ない?という無茶振りを飛ばしてきた友人と一緒に主計町の回に参加したのでした。ひがし、にし、主計町のそれぞれの回が別の日に開催されていて、それぞれ参加定員も異なります。芸妓さんの数に合わせて定員をかえているのかなぁ。
主計町の回は一番定員が少なくて40人。ただ、3茶屋のなかで最初の回でしたが主計町の回は満員でしたがそれ以外の回はまだ余裕があるようでした。
ちなみに今回の会場は金沢ニューグランドホテルでした。
まずは御料理
お茶屋遊びでは御料理は基本的には「お弁当」です。それかご飯食べてから行って少しお酒とおつまみをと言う感じ。雪見のうたげではお弁当形式でした。入り口で受け取った席札が置いてあるテーブルに向かうとお重が置いてあります。
こんなのがおいてあるとドキドキしますね(笑
ちらっと見たくなってしまったりしませんか。大小のひさごのデザインがまた素敵です。
そしてテーブルには金沢のお酒が。近くにはこの2種がありました。
福光屋さんの加賀鳶 梅吉 と 車多酒造の天狗舞 山廃純米 です。
演技演奏
演技や演奏はもちろん三味線に合わせた踊りやお座敷太鼓がありました。演技中の芸妓さんの写真撮影はNGとのことだったので今回は写真は無しです。
途中、お座敷太鼓についてはお客様も参加してチャレンジしていました。強烈に上手な方もいらっしゃいました。きっとお茶屋さん常連なのでしょうね。
太鼓を叩いているのは笑弥(えみや)さんと桃太郎さん。
ここで一見さん卒業という技も
そうそう、金沢のお茶屋さんは今でも一見さんお断りです。ですが今回同じテーブルの方がどうしてもお邪魔したいということで、芸妓さんと話していたのを聞いていたら、「雪見のうたげで会った…といってくれれば大丈夫ですよー」とお話ししていました。なるほどそういう入り方もあるんだなーと思ったわけでした。
最近は「お座敷」ではなくて、その日に電話したら一階のカウンターで飲めますよみたいなお茶屋さんも増えていたりするのでそういったところからスタートすればハードルはそう高くないかも知れないですね。
今回お座敷太鼓だけでしたが、実際のお座敷ではもっといろいろな遊びがあるし、茶屋街それぞれの特色があって色々と行ってみるのも楽しいです。
あ、でもルールとしては一つの茶屋街でひいきに出来るのは一軒だけです。そこだけはご注意のほど。