粕なべ定食

りんどう。山菜と川魚。この季節ならではのニジマスのお団子入りの粕鍋を頂く。

月詣りでお邪魔している白山比咩神社の北参道の駐車場と一本道を隔ててりんどうさんがあります。ここは山菜と川魚をいただける素敵なお店なので、ご参拝のあとにお邪魔することがあります。今回は冬限定の粕鍋をお目当てにお邪魔しました。

店内へ

2月の月詣りのあとお邪魔したのですが「2月の月詣りは雪の中。久しぶりに雪深い白山比咩神社。今月の言葉は「人に剛億なく気に進退あり」にも書いたとおりこのあたりは雪の中です。お店は11時から。ひいらぎやは神社にお邪魔するのは必ず午前中にと決めていますが、お昼に合わせて少し遅めに行くこともあります。

ということで、今回は10時半のご祈祷のあとそのまま開店直前にお店へ。日によっては開店前から行列が出来ていることもあるのですが、この日は雪のせいか神社の中もそうでしたがガラガラです。

ひいらぎやたちがお店の前の駐車場に車を入れるともう一台入ってきましたが、お店を出るまで我々とその2組だけでした。お店にとってはせつないですが我々にとっては気楽に過ごせました。

お店の前の駐車場です。左に見える看板を目標にくるとよいです。そしてその脇には除雪車が。やはりこの地域でお店を営業していると駐車場の除雪のためにこういう機材が必要になりますね。

りんどう看板
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雪の白山比咩神社

程なくスタッフさんが暖簾を出しに来て営業開始です。

お店は大正時代のおうちをモチーフにつくられたそうで趣深いですね。

お店を入るとすぐ右手に生け簀がありそしてその横に囲炉裏があります。ここで川魚や油揚げを焼いてくれます。この日は開店直後だったので、まだ囲炉裏にはなにもありませんでしたが、あとで岩魚(イワナ)がやかれていた図がこちらです。

生け簀から揚げた生きている川魚をその場で絞めて串にさして焼いてくれます。岩魚は年中ありますが、夏には鮎も選べます。時期によって産地は違いますが、近く手取川の鮎の時期はやはりうれしくなってしまいます。

囲炉裏で岩魚を焼く

御料理を注文

以前のメニューは横長の本型だったのですが、一枚ものに変わっていました。「田舎」や「おふくろ」といったメニューがあったのですが、わかりやすくまとめなおされていました。

ひいらぎやは粕なべ定食を、連れはうどん鍋定食(岩魚の塩焼き付き)を注文しました。

りんどうメニュー

お魚を焼くにも鍋に火を通すにもそれなりに時間がかかるからか、先にお茶とお菓子が出てきます。この日はあんこにお砂糖の衣をつけた松露。お菓子は日によって変わります。

松露とお茶

お菓子をつまみながらお話しをしていると出てきました。

ボリュームたっぷりの粕なべ定食です。冒頭にも書きましたが粕なべに入っている大きなお団子は鱒のすり身です。そしてご飯は山菜の炊き込みご飯です。このご飯もとても素敵ですが、やっぱり粕なべは優しい味噌味でこの雪の季節にはとってもあったまります。

左上の小皿は油揚げの炊いたんです。それに中央は漬物です。それぞれ塩味もやさしめでほっとするお味です。

あ、このあたりは酒蔵もありますので、酒粕も味噌も地元のものだそうです。

粕なべ定食

お店に入ってから一時間少し。お店の奥には大きなスピーカーがありクラシックやジャズが流れています。とってもゆったりとした時間を過ごせました。

時間に余裕があるときに行ってみてください。時間が無いときには前もって電話をして時間をいっておくと、魚を焼いておいてくれたり鍋の準備をしてくれたりしますので時間短縮になります。

急ぐときには鍋や魚の塩焼きを諦めれば(笑)そんなに時間はかからないと思います。

店舗情報

店舗名りんどう
住所石川県白山市三宮町イ144-1
電話番号076-272-3161
営業時間11:00~15:00
定休日月曜日

粕なべ定食
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