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audiobook.jpで聴いた本。11冊目。何事もスピードアップすることを意識すること。【全速脳 脳は鍛えると100倍加速する】 苫米地英人著

本書は物事にかける時間をどう減らしていくかから始まり、苫米地氏の速読法や氏の実践する健康法までいろいろな内容が入っている本です。仕事の捉え方の粒度を変え、そしてそれを一つ一つ片付ける速度を上げることで、2つの方面から仕事を高速化します。それぞれの実践的な進め方について紹介されています。

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全速脳 脳は鍛えると100倍加速する [ 苫米地英人 ]
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【audiobook.jp】 全速脳 ~脳は鍛えると100倍加速する 著者 苫米地英人

一つの仕事にかかる時間を短くし、そして並列度を上げる。これ自体は新しく内がどうやれば良いかを教えてくれる。

最初にやりましょうと言われるのが、日常やっている「何か」にかかっている時間を書き出し、その時間を短くしていくというものです。これは確かにと思うところです。時間を気にせずにやっていると、何事も短くなりません。できるだけ早く終わらせようと思う意識こそが重要だと言うことですね。そしてもちろんそれを書き出して可視化していく。これも重要です。

そして、パソコンの中央演算装置CPUから「クロックサイクル」という用語を使っています。最近のCPUだと3GHzとかききますよね。これです。このクロック1回毎に何かしらの作業ができるという意味です(すごい大雑把ですけど)。とすると3GHzは30億回です。最近のパソコンすごい。

要するに単位時間(一定の時間)内に出来ることを増やしましょうということですね。これが先ほど言っていた「何か」の時間を短くするということですね。

次にやるのは並列度です。これもコンピュータからでしょうね。直列(シリアル)実行と並列(パラレル)実行です。複数のお仕事を直列に、つまり一つずつやるのが直列です。これを並列度を上げるとどうなるでしょうか。2つ同時に実行できるとして、同じ時間で終わるお仕事であれば、直列に実行する半分の時間で終わります。

著者は、並列度を上げるためには、無意識化することが大事だと言います。確かに何かに集中したらそれしか出来ないですが、いくつかの作業をやっている例えば車の運転なんかはもう手足が無意識に動いているのではないでしょうか。そういうことです。

言っていることは新しいことは全然ありません。コンピュータの世界では普通にやられていることですけど、結局それをどういう風に人間に適用できるかということでその練習方法を提示してくれています。

Grainサイズを上げれば抽象度があがるため多くのことをまとめて見れる。

grainは穀物の粒の事です。粒の大きさを変えることで細かいことをまとめてみてしましょうと言っています。これも情報処理用語ですね…。

一つ一つ細かいお仕事を見ていると全体が見えないですし、時間もかかるということですね。まぁこれは役割毎にきまっちゃうのでお仕事でどこまで適用できるかというのはありますが…。レポートを書くときに、全体として素晴らしいレポートにしましょうと考えるのと、一文字一文字の文字そのものをきれいに書こうと思ったりするのと近いのかもしれません。このときは一文字ごとのきれいさはもちろん大事でしょうけれどそれよりも大事なのはレポートとしての完成度ですね。力を入れるところとそうでないところをしっかりと見定めましょうということかもしれません。

そのほかにも氏の健康の秘訣や速読法なども

ヨガの修行者はあまり激しい運動をせず、そして食事も余り食べない。こういったことが長寿の秘訣だと説いています。本書でも述べられている細胞のテロメアの長さにより細胞分裂の回数が制限されているのでできるだけ細胞を壊さない、激しい運動をして筋肉痛が起きるというのは細胞が壊れているので、貴重な細胞分裂の回数を無駄に使わないと言うことですね。

本書では氏の速読法についてものべられているのですが、ひいらぎやも若い頃、東京まで速読の学校に通っていたことがありました。どこにお金が会ったんだろうとは思いますがそれはそれ。その学校は、視野を広げて本のページを一目で見るというやり方でした。目玉を動かさないで文字を追うのです。これ練習すると出来るようになるのですが、文字を読めても頭に入ってこないのです。要するに脳の処理速度を超えて入力しても脳の処理速度がボトルネックになって意味が無いんですよね。それもあってやめてしまったというのがあったのですが、これは実は最近の速読ならぬ速聴で鍛えられている気がします。オーディオブックを2倍から2.5倍位で聴いていますが理解できるようになってきました。今から速読をするといろいろとはかどるかも。

さてさて、ということで、いろいろとありましたが、ひいらぎや的には、常に自分の能力を引き上げるという意識をすることが大事と本書から再確認させられました。本を読むスピードは普通に読んでいたらきっと変わらないのです。そこで一歩次のステップを考えて意識していつもより早く読んでみるというのが大事だと思うのです。

何でも出来ないことをできるように、その速度を上げられるようにというのは常に目指すべきことですね。あ、昨日あげたこちらの本のメッセージの一つでもあったと思います。

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