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audiobook.jpで聴いた本。36冊目。タンパク質=肉だと思うとダイエットには向かないと思いきやむしろダイエットの味方【眠れなくなるほど面白い 図解 たんぱく質の話】 藤田聡 著

皆さんはタンパク質ってどんなイメージがあるでしょうか。英語にするとプロテインとなるので筋トレをがんばっている人たちが摂っている特殊な食品というイメージがあるかもしれません。ひいらぎやは体をがっちりと育てるために摂るものになるのでダイエットには向かないというイメージがちょっとありました。肉を食べると同時に脂質も摂ることになるので太る!という気持ちもありましたが、本著を読んで悔い改めました(笑)というよりも、言われてみればその通りで知識としては持っていましたがイメージで矛盾していました。うまく整理できたためダイエットをされる方は一読されると良いのではないかと思います。

【audiobook.jp】 眠れなくなるほど面白い 図解 たんぱく質の話 著者 藤田聡

タンパク質は体を作る重要な成分

いや、当然なのですけど…。人間の体の多くは水分ですが残りの部分の大半がタンパク質だったりします。ですのでしっかりタンパク質を摂っておくことが重要です。

さて、ダイエットをするとなると何を減らすでしょうか。え、摂取カロリーでしょ?というイメージが強いのではないでしょうか。著者はこの考え方はもう古いと言っています。

現にアメリカでは、肥満の原因は摂取するカロリーではなくて糖質であるということが当たり前になっているそうです。ですが日本はなぜかその考え方の切り替えがうまくいっていないようで、ダイエットとなると「カロリー制限」となってしまう。

この考え方は非常に危なくて、カロリーを落とすというと、肉などをパスして野菜中心となるわけですが、このときに摂取するタンパク質を制限してしまうとあぶないことになります。先ほども書いたように人体の多くの部分はタンパク質で出来ていてそれが毎日作り替えられているわけですから、新たにタンパク質を摂取していかないと体が作れなくなってしまうのです。

ダイエットとタンパク質

髪や爪、内臓、もちろん筋肉、そして骨にもタンパク質が多く使われているので、健康上に影響もありますし、ダイエットと考えるとますます良くないことがあります。

よく言われることですが、基礎代謝を上げることが大事です。人がただ生きているだけ、意図的に筋肉を動かさないでも消化や呼吸などで消費される基礎代謝は筋肉の維持でも消費されます。筋肉自体での基礎代謝の増加は筋肉1kgあたり13kcalということですが、筋肉だけでの消費ではなくその維持のためにはそのほかの部分でもカロリー消費があがるので合計すると50kcalにもなるそうです。おにぎり一個が200kcal前後くらいなのでたいしたことが無いという気もしますが、ただ、何もしなくてもそれだけ消費されるのは大きいですよね。

ここでタンパク質を制限してしまうと、筋肉量が減り基礎代謝が減り太りやすい体質になってしまうという悪循環に入ってしまうのです。

ということでダイエットの際にはカロリーではなく糖質を制限し、必要なカロリーは摂っていくこと、そして質の良いタンパク質を摂ることが大事です。

動物性タンパク質と植物性タンパク質

赤身のお肉はタンパク質を豊富に含んでおり、もちろん豆類などもタンパク質です。先ほど書いたとおり、お肉は脂肪分があるのでカロリーがあがりがちですので、できるだけ脂肪を含まないところを食べるのがよいですよね。で、じゃぁ植物性タンパク質を食べればいいじゃないという話になるかもしれませんが、もちろんそれぞれがタンパク質だけで出来ているわけではありません。体をしっかり作っていくには栄養バランスを考える必要があります。ですので、どちらかだけでということではなく両方とも食べることを勧められています。

また本著ではデスクワーカーだったり運動をよくする人でどのくらいのタンパク質をとればいいのか、その量を自身の手のサイズと比べることで大まかに推察する方法も述べられています。タンパク質は1日あたり60グラム、一食あたり20グラムを摂ることが良いそうです。一気に食べるのではなく分散してということですね。

ちなみに、「図解」とありますので絵がたくさんあってわかりやすいんだろうなぁとおもうのですが、当然ひいらぎやは聴いているので絵が見えていません。audiobook.jpのアプリ的には図もダウンロードして見ることができるのですが、「ながら」速聴をしているので見ることはほぼないです。

【audiobook.jp】 眠れなくなるほど面白い 図解 たんぱく質の話 著者 藤田聡
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