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audiobook.jpで聴いた本。30冊目。自分のやりたいことと人が求めていることをうまく合わせて提供する方法。【マーケターのように生きろ: 「あなたが必要だ」と言われ続ける人の思考と行動】井上 大輔 著

本著はマーケティングの仕方を紹介する本ではありません。世界で足りていないピースの一つをあなたが埋められるとして、自分がいやすい場所を見つけるための場を見つけるための方法を説いています。人が求めることを提供することが重要としていますが、これはよく言われることです。ただ、本著で述べてられているのは、自分を殺して相手が望むことを提供することではなく、自分が提供できることで人に望まれることを見つけるためにはどうするかが説明されています。今居心地が悪い方にお勧めの本です。

 

【audiobook.jp】 マーケターのように生きろ: 「あなたが必要だ」と言われ続ける人の思考と行動 著者 井上大輔

マーケターのように生きるために必要なこと

本著では冒頭で述べた自分がもっているメリットを必要とされるところに届けるための方法として4段階のステップをあげています。

  1. 市場定義
  2. 価値定義
  3. 価値の創造
  4. 価値の伝達

です。

自分の出来る事をどのような場で提供するかが市場定義です。誰でも出来る事を提供するような場ではもちろん仕事は回ってきませんし、世界で足りていない唯一のピースがあなたになることはありません。そしてそもそも必要とされていないことを提供してもそれは必要されていないことですので意味がありません。ここでは、どこであれば自分の価値がうまく提供できるかを考えます。

そして、価値定義では、価値を4象限に当てはめ、どのような価値が世の中で求められており、それを自身がどうやって提供していけるかを考えます。

先ほどの価値をどのように自分の能力を使って強化するかを考えます。視点は複数有ります。同じ能力でもどのように主張していくかはその戦略によります。そこを考えていくのが価値の創造です。

そして最後は価値の伝達です。価値を届けること自体はマーケターの義務でもあるとも述べられています。そうですね。物を売るためには知ってもらわなければ仕方がありません。どれだけすごい能力を持っていてもそれがしられていなければ無いのと一緒です。

職場にいるあの人がなぜ評価されているかを考える

これはとても大きなメッセージだと思ったのですが、どうしてあの人が評価されているかを考えることの重要性が述べられています。

「あいつ使えねーな」「なんであんなのがあんなポジションにいるんだろう」と思ったことはないでしょうか。

きっと誰でもあるんだと思います。きっとたぶん。

でも、自分からの視点でそう見えていても、別の視点から見るとメリットがあるからこそそこにその人がいるわけです。そういったことに気づくこと。そこに価値があることに気づくことも大事であるということは考えさせられました。

ちょっと疲れてくると愚痴っぽくなってくるところは気をつけないといけません。しっかり、それぞれの人の価値に気がつくことが大事です。

少し話がずれますが、マーケティングの練習をする方法の一つに、今お店で売られている商品がどのようなコンセプトで売られているかを考えてみるという方法が紹介されています。

著者はその一つとして「いろはす」を例にとってやり方を紹介していますが、これは非常に面白かったです。先ほどあげたどのような市場に対してどのような価値を提供しようとしているかを考えるための具体例ですね。

大事なことは自分を自分と認識してそして出来る事を楽に提供すること

これまでいくつか自分のいやすい場所をどう作っていくかなどという話をしましたし、そういう本の紹介もしてきましたが、やはり大事なのは自分がやりたいことをどうやって自分の居場所を見つけ出すかです。

やりたくないことは続きませんし、そもそもエネルギーが出てきませんよね。今の居場所を見つけあれていない方は本著を手に取ってみると良いと思います。

【audiobook.jp】 マーケターのように生きろ: 「あなたが必要だ」と言われ続ける人の思考と行動 著者 井上大輔

 

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