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audiobook.jpで聴いた本。17冊目。自分を知って気持ちよく生きていくためのメンタルの方法論【99%の人がしていない たった1%のメンタルのコツ】 河野英太郎・田中ウルヴェ京 著

河野英太郎氏は「99%の人がしていないたった1%の〜コツ」というシリーズで何冊か本をだされているようです。本書はその中でもソウルオリンピックのシンクロナイズドスイミングのデュエットのメダリスト田中ウルヴェ京との共著で、スポーツでも重要になるメンタルに関する内容を取り扱った本です。

基本的には自分自身をしっかり見直し、そして自分自身がその時求めている物を整理し、要らない物をすっかりと気持ちの中から捨て、そして次に進んでいく方法について述べられています。ただ、それぞれはそんなに難しいことを言っているわけではありません。でもこれをすべてやっている人は…とてもではないですが1%もいないでしょう。

【audiobook.jp】 99%の人がしていないたった1%のメンタルのコツ 著者 河野英太郎、田中ウルヴェ京

「セルフアウェアネス」まずは自分自身を見直す。

まずは自分がどういう人かがわからないと自身のメンタルを健全に保っておくことは出来ませんですので、まずはそこからです。

あ、その前に著者がここで言っているメンタルには2種類あるのですがそれは明確に使い分けましょう。スポーツ選手なんかがいうところの「強い」メンタルといった意味のポジティブな意味。そしてもう一つはメンタルヘルス的な(これも言葉自体は中立なんですけど)メンタルが弱いといった意味の方ですね。精神的にやられちゃってと言うやつです。

さて自分の探し方ですが、何をするとうれしいのか、何をモチベーションに働いているのかなどを再度確認してみます。人から言われてモチベーションを保ったりする「外発動機」と自分自身のやりたいことをやる「内発動機」があります。どちらか一方のためだけに動いていることはないのですが、外発動機に偏ると心が折れやすいと言います。やはり自分がやりたいことをやらないといけないと言うことですね。

そして感情もしっかり分析します。ドキドキするかしないかという軸と、一般的にいうプラスの感情とマイナスの感情という軸を交差させ、そのどこに今の自分がいるのかを確認してそれにあわせた行動で自分の感情をコントロールします。

そして自分をコントロールする

自分が今どんな感情か、そしてどういったものを好むのかを意識した上で、自身のコントロールをします。不満があるときには不満だけ言っていても何も解決しません。

たとえば、それを一人でいるときに口に出してしまうと少し楽になったり、さらにそこに「じゃぁどうすればいい?」という問を一緒につけてあげると、問題点がすっきりし、自分が何に不満を感じているのかがはっきりします。そうしたら次のステップに進めますよね。

ただし、一般的に悪いと言われている負の感情、たとえば怒りや悲しみなども自分の成長のための種になる事であり大切なのだと著者は説きます。そういった感情をうまく先ほどの整理法で綺麗な課題に変換して自身の成長の種にすることが大事なのですね。

ここではほんの少しだけ紹介しましたが、自身やその時の感情を整理して、その上でその負荷を小さくし、自分の成長につなげていくための方法が詰まった本です。それぞれがそんなに目新しいことを言っていないというのは最初に書いたとおりですが、しっかり体系立ててツールとして使えると「効果はばつぐん」なのではないでしょうか。

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