Backup and Restore

iPhoneの挙動が強烈に怪しくなってきた。初期化してバックアップから戻そうとするも…。

ひいらぎやはiPhone 14 Proをつかっているのですが、秋頃から特にGPSを使っていると激しく動作が重くなってそして、熱くなるという症状がでるようになり徐々に悪化してきてしまいました。

しばらくそのまま使っていたのですが、GPSを使うアプリを使っていて動作が重くなると言うと何が起こるかというと、Google Mapで地図を見ながら移動しているのにアプリが動かなくなってしまいどこにいるかわからなくなってしまうと言う致命的な現象がでてしまって、地図アプリの意義とは…といいたくなるという悲しい事になりました。

初期化することにするもエラーが…

で、今回は一度初期化しちゃおうと思ったのです。iPhoneのバックアップは定期的にmacに保存しているので、えいやとバックアップを取ってからそれからiPhoneを初期化してバックアップから戻せば良いと思ったのです。

いつもiPhoneを買い換えたときにはこの手順を取っていて問題が無かったので気楽に進めてしまったのでした。いつもの買い換えの時と違うのは古いiPhoneと新しいiPhoneの2台とも手許にあること。これはいうなればバックアップからのリカバリに失敗しても古いiPhoneがあるので、色々とやり直すことができるということでした。

失敗したことがなかったのですっかりそんなことを忘れて初期化してそれからリカバリをとすると…。

バップアップが壊れているため、iPhoneを復元出来ませんでした。

バックアップが壊れている…だ…と…?

いやいや、Finderさん自分で作ってくれたじゃないですか!で、作るときにエラー出たなかったじゃないですか!というなんとも言えない状況に。

まぁまぁ、でも世の中にはタイムマシーンという機能があって、iPhoneのバックアップデータがさらに何世代からバックアップされてるんですよ。とおもって、タイムマシーンからもどしても、おそらくタイムマシーンて前のファイルとの差分で保存しているんですかね。何世代か試してみたのですがことごとくアウトでいろいろと絶望したのでした。

何がしんどいって、入っていたアプリをいれることと、これまで撮りためてきた写真の復活です。撮りためてきた写真はDropboxの写真アップロード機能で保存されているのですが全部保存されているかが不安で、使っていたアプリを一つ一つ落として設定を入れていくとか気の遠くなる作業です。

復旧ツールをお試し

で、いろいろと調べて見ました。

バックアップが壊れるという報告はいくつかあってそしてその対策ツールも紹介されているところがありました。もうね、藁にもすがる気持ちでその中の一つ Decipher Backup Repairを試してみました。

このツールは無料ではバックアップファイルのスキャンをして修正すべきところがあるかを表示してくれます。直すならお金払ってねというやつですね。

スクショをすっかり忘れていたのですが、結果だけ言えばこのツールを使ってFinderでのバックアップ書込には成功しました。バックアップファイルの整合性を取るための修正は実現出来たのです。

しかし壊れたファイルは壊れているのです

解決したことは、バックアップの書込が成功し、アプリケーションがちゃんとリカバリされ、ぱっと見では元の状態に戻った!のでした。またGPSを使ったアプリの動作も直っています。

ですが、壁紙が真っ黒でおかしいな設定していた壁紙が無いなぁとおもって保存されているはずの写真をみてみるとこんな感じ…。

写真が全部灰色。

写真のメタデータはあるようなのですが肝心の写真そのものがありません。一部の写真はあったのですが、大半がこの状況。確かにバックアップファイルの総ファイル容量を見ると激しく小さかったのですがなるほどそういうことかという感じでした。

結局もともとのバックアップで写真が失われているので、復旧ツールで直したとしてもそれはバックアップファイル内のつじつまを合わせることが出来ても、写真を戻すことは出来なかったわけです。

で、さらにもう一つ致命的な症状が出ました。最初は大丈夫だった?のですが、iPhoneがロック画面に頻繁にもどってしまうのです。

それが操作中でも問答無用に発生していて作業が継続出来ないのです。下手をすると30秒ごとにロックにもどってしまってもう使い物になりません(笑

ただこれはロック画面にもどるというだけで、再起動が起こっているわけではなさそうです。ゲームなんかをやっていたときにロック画面にもどって再度パスワードを打ってアプリにもどるとプレイ中の内容が残っているのです。

おそらく何かしら不正なデータを書き込んでいて、そこにアクセスした瞬間にロック画面にもどるのかなーと想像はしました。使えているときは結構長く使えるのですが、だめなときは先ほども書いたように30秒に一度とか発生していました。

結局初期化することに

結局いろいろと諦めてiPhoneを再度初期化し、写真はDropBoxにあったもの以外はもうデータ自体がのこっていないのであきらめました。iPhoneのバックアップとタイムマシーンのバックアップで2つ網を抜けちゃうとしょうがないですね…。

ただ良かったのは、Apple IDにこれまでダウンロードしたアプリの履歴は残っているので、ダウンロードするアプリを選択することでまとめてインストールが出来たことです。要らないアプリはこのときに入れずにアプリの整理も行えました。

面倒だったのはフォルダにまとめていく作業です。iPhone 3Gを購入したのが2008年8月。それから継続してアプリをダウンロードしていたので激しい数があります。これを選んでダウンロードしてそしてまとめ直すというのは激しくやりたくなかったのですが、選んでダウンロードするという作業が無かっただけでもとても楽でした。そして最近のアプリのデータはクラウド上に保存されているものがおおいのも助かりました。またパスワードも問題になりますがこれはBitwardenで管理していてそもそもパスワードをひいらぎやは全く覚えていないので問題無く戻せました。

そして初期化して良かったことはもう一つ。実はひいらぎやはiPhone SE 第2世代と iPhone 14 Proを使っているのですが、両方ともmacOSに接続したときにその都度信頼するかと聞かれパスワードを求められるという症状が出ていました。本来は一度信頼してしまえば2度目は聞かれないはずなのですが…。

この問題が解消し、一度信頼すれば2度目は聞かれないという正常動作にもどりました。

結局やらないといけないのは…

バックアップは必ず取る。そして複数の手段とる。大事なデータはそれに特化したサービスで保存しておくと言うことです。

今回も写真をDropBoxに入れていたのが本当に良かったです。大事なものはクラウドへです。

正直クラウドに載せると個人情報抜かれちゃったりしそうだなーとは思うのですが、どちらを大事と考えるかですね。

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